サッカースパイクのスタッドにはどんな種類があるの?形状や素材について解説

そのほかの記事

サッカースパイクのスタッドにはどんな種類があるのか気になるのではないでしょうか。

スタッドは個人のレベルやプレーするグランドの状況に合わせて、適切な種類を選ぶことが大切です。

そこで本記事ではスタッドの種類について解説します。ぜひ参考にしてください。

スタッドの種類

サッカースパイクのスタッドには「形状」や「素材」で種類が分かれています。はじめにスタッドの形状から解説します。

スタッドの形状

スタッドの形状は3つあります。

  • 丸型
  • 異形型
  • ミックス型

スタッドは形状によって動きやすい方向性が異なります。ここからそれぞれ詳しく見ていきましょう。

丸型

丸型は字の通りスタッドが丸い形をしています。前後左右に動きやすく安定性もあるため、足への負担が少ないのが特徴です。ただし、クリップ力は異形型に劣ります。丸型は初心者向けのタイプです。

異形型

異形型はグリップ力が高く、ダッシュや切り返しなどの動きに適しています。丸型よりも不安定になりやすく、足の負担や怪我のリスクがあります。異形型は、ある程度経験を積んだ中上級者向けのタイプです。

そして、異形型には「ブレード型」と「トライアングル型」があります。

・ブレード型

プレート型は棒状やL字の形をしたスタッドです。横の動きに強く、急な切り返しやストップの動きがしやすいです。

・トライアングル型

トライアングル型は三角形の形をしたスタッドです。ブレード型よりも安定性があるため、縦や斜めの動きがしやすいです。

ミックス型

丸型と異形型の2つを合わせた形状です。異形型よりも安定性を保ちつつ、グリップ力も備えています。最近ではミックス型がスタンダードになっており、多くのサッカー選手が使用しているタイプです。

お伝えした通り、スタッドは形状によって動きやすい方向性が異なります。丸型は全方向に動きやすく安定性があり、異形型のブレード型は横方向の動き、トライアングル型は縦や斜め方向の動きに適しています。

ミックス型はそれらの長所を組み合わせた形状となっているため、多方向への動きに対応できる汎用性の高いタイプといえるでしょう。

次にスタッドの素材について解説します。

スタッドの素材

スタッドに使用している素材は大きく分けて「合成樹脂」と「アルミニウム」の2つがあります。

合成樹脂

合成樹脂は軽く、靴底(ソール)にも使用される素材です。アルミニウムよりも柔らかく、足への負担が少ないです。柔らかい芝と硬いグラウンドのどちらにも対応できるため、アルミニウムよりも多く用いられています。

ただし、地面に刺さりにくいため深い芝や雨で濡れたグラウンドにはあまり適していません。

アルミニウム

アルミニウムは合成樹脂よりも重いので地面に刺さりやすい素材です。雨で濡れたグラウンドに適しており、グリップ力を活かせます。錆びにくく鉄よりも長持ちするのも特徴のひとつです。

一方で、素材が硬いため足の負担は合成樹脂より増えてしまうでしょう。

まとめ

本記事ではサッカースパイクのスタッドの種類について解説しました。スタッドの形状には丸型と異形型があります。一般的に丸型は初心者向けのタイプで、異形型はある程度経験を積んだ中上級者向けのタイプです。

スタッドの素材は「合成樹脂」と「アルミニウム」の2つがあり、グラウンドの状況に適したものが良いでしょう。

ちなみに、スタッドはついている位置や本数によって、踏み込みの強さが変わることもあります。個人のレベルやグラウンドの状況に合わせたスタッドを選び、サッカーを楽しんでください!